衛生について

 今現在、多くの治療院はディスポーザブル(使い捨て)鍼や、滅菌器を用いて滅菌した鍼を使用しているので、有名なB型肝炎やHIVなどその他の感染に関しては心配しなくて大丈夫だと思って下さい。

・・・もしかしたら、大丈夫ではない治療院が有るかも知れないので、通っている治療院に確認をされるのが一番かと思います。


 昔の話ですが、今の様にディスポーザブル(使い捨て)鍼や、ステンレス製の鍼が普及する前は、銀製や金製、鉄製の鍼が使われていました。

銀の鍼は刺すと、摩擦係数が高いと言いましょうか、渋って体内に入り難い。


そこで、昔の人たちは、すべりを良くするために、水銀に一度銀鍼を浸してから刺していたそうです。

勿論、今は行われていないので安心して欲しいですが、時代が変われば、衛生についても変化します。


それなりの年代の方なら、病院に行った時に、医師の診察の机の傍らに洗面器があったのではないかと思います。

今は無いですよね? それと一緒です。


日本では、鍼を刺す時に消毒をするのが法律で決まっています。

でも、世界的には医療現場で消毒しないことが普通のことだったりもします。


つまり、今後、鍼を刺す前に、アルコール消毒をしなくなる日が来るかも知れません。

それはある日突然くるかも知れません。

その日が来ても、驚かないでください。