歴史を知れば

我々鍼灸は、昔と変わらず、人体に鍼を刺し、灸をすえる…という行為そのものは変わっていない。

でも、昔の刺し方、灸のすえ方と、全く同じかどうかは別問題。

時代により技術は変わってくるからである。

それは、まさに「時代」という流れもあるし、「技術革新」というテクニカル(技術)と道具の両方がある。

一番分りやすいのは「鍼の管」の登場や、「ディスポーザブル(使い捨て)」の登場かも知れない。


昔は、鍼の管を使わないで鍼を刺したり、金属製の鍼の管を使って銀の鍼を刺したり…。

今は、プラスチックの鍼の管にステンレスの鍼…。(しかも、シリコンコーティーング済み!

ちなみに、プラスチックの鍼の管が出る前、「ガラス製の鍼の管」があった。

 


歴史を知っても、臨床に直結しないことがありますが、知っていると色々と気付かされることがあり、知識や技術にも深みを増します。

 

鍼灸の歴史を知ると色々と面白いです。

 

興味がある方は、近くの治療院に聞いてみて下さい。

大昔の鍼博士(某俳優のご先祖様)から、室町~戦国~江戸時代の鍼灸のお話を聞かせてくれると思います。