書店のブームから

 過去の話ですが、ある時、筋膜について患者さんから質問を受けたことがあります。

何故、「筋膜」を?と思い、詳しく話を聞くと、その頃にメディアで紹介されていたそうです。

 

知りませんでした。

 

久々に大きな書店に行くと、筋膜に関する書籍がズラッと並んでいる姿を見て、「筋膜」がブームなんだと知らされる。

 

この筋膜のブームはいつまで続くのか?

 

そう思って数ヶ月経った今、メディアはどうしているか存じ上げませんが、書店の方はブームが落ち着いた感じがするものの、まだまだ推している感覚は伝わります。

 

筋膜に対する治療として自分で行う体操や、器具を使った調整、医療機関による生理食塩水の注射など様々なアプローチが紹介されています。

 

鍼灸の場合、筋膜を運動器疾患の治療だけでなく、他の目的として生理学的メカニズムで説明することもあります。

 

今は運動器疾患としての「筋膜」が注目されてますが、他の目的として着目してみると面白いです。